日本の物価と言えど、東京都内の物価と北海道の恵庭市の物価では差があります。よって、「日本の物価は、、。」と十把一絡げにして断言すると弊害は避けられません。それを承知で大雑把に言ってしまえば、 ドイツの物価は日本とほぼ同じ程度。 日本より高いのは、人件費のかかるもので、レストランや、出張サ-ビスなどの分野です。 洗濯機やテレビが壊れて修理に来てもらったりすると、新品が買えるくらいの修理費を要求されます。
ひどいのは、鍵を部屋に置いたまま部屋のドアを閉めてしまった場合です。週末や夜間にこれをやってしまって出張サービス(Schluesseldienst)を依頼するととんでもない費用を請求されます。
また、大幅な赤字をかかえるドイツ鉄道も赤字解消の為、チケットの値段を毎年引き上げています。最近の所では、ドイツ鉄道の株を株式市場に上場する為、採算性の改善に焦点がおかれ、顧客の要望、安全性は無視して、合理化を進めています。この為、故障で電車は欠落する場合が多く、サービスは毎年悪化していますが、値段だけは着実に上がっています。ドイツを鉄道で横断(縦断するような)旅行をする場合、是非、日本でジャ-マンレイルパスなどを購入しておきましょう。
逆にドイツで安い物の典型は食料品です。うまくすれば、料理の得意な留学生は生活費をかなり押さえる事ができます。逆に、料理のできない留学生は、外食する機会が増えて、生活費が脹らむ要因になりかねません。留学にでる前に、いくつか料理を覚えていっても無駄にはならないでしょう。ここでは大体のドイツの物価の感触を得る為に生活に必要なるさまざまなサービス、食料品、電気製品などの値段を挙げておきます。
ドイツで初めて買い物をして驚くのが、買い物をしてもナイロン袋をくれない事(Kaufhofだけは別)。ドイツではナイロン袋は有料で1袋20〜30セントで購入する事になります。だから食料品をなどを買出しに行く際は、鞄かナイロン袋を持参しましょう。
又、ドイツではお店で購入した品物は、基本的に返品できません。と書くと、「私は返品できました。」と、言わる方も多いと思うので、誤解のないように説明しておきます。ドイツでは店頭での販売(購入)は、品物を見て(触って)買うことができるので、購入した時点で、契約が成立したと見なされます。つまり販売側は契約の成立後、「商品が気に入らないので、返品したい。」という購買者の要求を受け入れる必要がありません。それにもかかわらず、個々のケースで返品が可能なのは、消費者にそのような権利を認めている法律があるわけではなく、お店のサービス(Kulanz)にです。ですから、この前は返品できても、今回は駄目だったという事があっても苦情は言えません。これに関しては、消費者団体もはっきりと言明しているので、「日本ではできるのに。」と言っても「ここはドイツです。」という一言で終わってしまいます。
購入する品物が気に入るかどうか、心配なら、品物を買う前に返品が可能かどうか聞いておいて、これを認めてくれるお店で買うようにしましょう。さらに品物を返品する際、購入した証拠、つまりレシートが必要になります。これがないと、たとえ5分前に購入した商品でも返金を断られてしまいます、。またレシートは保証書の代わりにもなっているので、何かを買った後のレシートは大切に保管しておきましょう。
「ドイツでの生活費はどのくらいですか?」 という質問はドイツに留学される方から一番よく聞かれる質問です。でも、これほど回答しにくい質問もありません。どれだけ生活費がかかるか、それはどんな生活を送るか?によって大きく左右されます。
まず生活費の半分近くを占めるのがアパート等の家賃です。次に食費。先にも書いた通り、自分で料理できる人なら安く上がりますが、そうでない場合、エンゲル係数(生活費)は跳ね上がります。その他に生活費の高騰に貢献する項目は、医療費、交通費、交際費、保険料、及びその他もろもろの思いがけない出費です。あくまでも目安ですが、家賃、医療費、保険料を除いた生活費(交通費込み)は、慎ましい生活をされる場合、 300EUR/月程度を目安にしてください。
ドイツでは日本食料品が高いっ!最近では、日本人のメッカ、デッユセルドルフでも日本食良品のろくな品揃えがありません。さらには日本の書籍等、日本の物は手に入り難いので、日本から仕送りをしてもらう事があります。しかし、日本から送品の品目に衣服、食料品などと(真面目に本当の)内容を記述してドイツに送ると通関で荷物を留められてしまうケースがあります。何故ならこうした物品の郵送は、「輸入」扱いになり、関税の対象になるからです。だから、「そろそろ仕送りが届く頃」と思いきや、郵便受けに税関からの手紙が届いていて「荷物を税関事務所まで引き取りに来てください。」と書かれています。「なんだ、届けてくれればいいのに、面倒だな。」と、何も知らずに仕送りを楽しみして引き取りに行くと「通関税、〇〇EURを払ってください。」と言われて、「えっつ?」となる事があります。また、ドイツらしく通関税の計算の仕方がいい加減でとんでもない料金を課せられることもあり、下手をすると「ドイツで買ったほうが安かった。」なんて事もあります。この為、ドイツで手に入るものは、数千円節約する為に無理して日本の親族に頼まないで、ドイツで購入した方がストレスもなくて済みます。
とは言っても、「日本で買った方が、安いんだもん。」とご相談をいただく事が少なくありません。そんな方の為に、ここでは関税を払わないで日本からの仕送りを受け取る方法をご紹介します。方法は至って簡単。日本で郵送してもらう際に、品物の欄にGeschenkeと書いて、品物の値段を45EURと書けばいいのです。何故なら45EUR未満の個人の贈り物には関税がかからないのです。この方法のマイナスは、もし荷物が途中で紛失しても保証は記入した額面までしか保証されない事。だからこの方法は、仕送りの内容に合わせて、各自の判断と責任においてお試しください。そうそう、ノートパソコンなどを日本から送って、品物の価値を45EURと書いても駄目です。パソコンが45ユーロで買える訳ありませんから、すぐにバレてしまいます。
ドイツでは今、食料品の安売り競争が激化して、食料品に関して言えば、なんと旧EU内ではヨーロッパで一番食料品が安く買えるという現象が起きている。ドイツには余計なコストを削減する為に、品物をダンボール箱に入れたまま店頭に商品を並べて安売りを行なうデイスカントマーケットがかなりあり、Penny Markt, Edeka,Plus,AldiLidlなどがその代表だ。
その中でも業界一の売り上げを誇るAldiにLidlが真っ向から戦いを挑んでいる。
通常、こうしたデイスカント店では、有名なメーカー品を置かず、No Name、あるいは自社製品を中心に販売することによって安売りを可能にしてきた。
しかし、Lidlは逆に消費者に既知のメーカー品を大量に仕入れる事により、通常ではできない安売りを可能にしてAldiから客を奪い取った。
怒ったAldiは業界一の規模に物を言わせて、同様にメーカー品を大量に仕入れて、Lidl同様にメーカー品の安売りで対抗してきている。
これらのデイスカント店は、台所事情の厳しい留学生の強い味方である。
ちなみにドイツ一のお金持ちはAldiの社長である2人の兄弟で、一人の資産だけでも5〜6千億円と言われている。
  
よくいただくメールに「水道の水は飲めますか。」というものがあります。勿論、飲めます。ドイツだって先進国ですから、飲めないような水が水道から出てくるようなことはありません。特に学生なんかは、平気で水道の水を飲んでいます。ただ、「飲める。」というのと、「おいしい水。」というのは別。
ドイツで洗濯をすれば、洗濯物はゴワゴワで、肌触りが悪く、傷みも激しい。水道の水が乾いたあとにはしっかりと白いカルキの跡が残っています。まるでプールの水のよう、、、。おいしい水にこだわる人は、ミネラルウオーターを買った方が無難です。しかし、「水道の水を飲んで病気になった。」という話は聞かないので、こだわらない人は水道の水を飲んでも(おそらく)大丈夫。
尚、水道の水を飲む場合、毎朝、使用前に1リットルほど、水を食器洗いなどに使用してから、飲料水に使おう。ドイツでは(多分、日本でも)蛇口の製造に亜鉛を使用しているため、夜の間、水を使用しないと水道管、蛇口に溜まっていた水に亜鉛が溶け出しています。この為、亜鉛の溜まった水は毎朝「空流し」してから、飲料水に利用しましょう。
水の話のついでに、ドイツの水道代金についても一言。ドイツの電気代は欧州で2番目に高いですが、水道代金は堂々、欧州一。ドイツでは地方自治体により水道代金が値段が大きく異なるのですが、目安として1000リットル、4ユーロ程。こう書くと、「うちはもっと安い!」というメールがちょくちょく届くのですが、水道代金は、すべて水道代金ではありません。
水道代金は、使用料+排水料+税金から構成されます。例えば飲料水に使用すれば、使用料+税金で済みますが、お風呂、洗濯に使えば、使用料+排水料+税金の3点セットの料金になります。ですから水道代金だけ見て、「うちは安い!」と思っていても、実際にはこれに30〜40%の排水料金が加算されます。
実例を挙げてみましょう。浴槽には150リットル程度入りますから、一回お風呂に入ると水道代金は60セント程かかります。これに高い電気代などが加わり、お風呂は1回、1ユーロ20セント程度かかる計算になります。
つまり毎日お風呂に入るなら、風呂だけで「生活費」は36ユーロ/月加算されます。水道代金だけでみれば、お風呂に加えトイレ、洗濯、その他もろもろの水道料金がかかり、毎月18〜20ユーロ程度かかる計算になります。一人住まいで。余計な事を書くと、水道メーターは水道会社からのレンタル。小さいメーターは大きいメーターに比べてレンタル料が安いのですが、それでは儲からないので水道会社は必要も無いのに大きなメーターを設置して、高いレンタル料金を徴収するなど商売のアイデアが豊富。こうした事情があり、ドイツの「生活費」は高くなっています。 |